お茶に浮いているのはホコリ?ではなく毛茸(もうじ)
急須でお茶を入れた時、水面に「ホコリのようなものが浮いている?」という経験をしたことはありませんか?
湯呑はキレイなはずなのに「何でホコリ?」と私は長い間不思議に思っていました(-_-;)
それが、たまたま見ていたテレビ番組で正体が分かったのです!!
ホコリではなく「毛茸(もうじ)」
それは、ホコリではなくて「毛茸(もうじ)」と呼ばれるものらしいのです。
お茶の新芽の裏側に生えている「産毛」なのです。
茶葉が新芽から葉になる直前のごく短い間だけ生えている産毛のようなもので、害虫や強すぎる日光などから幼い葉を保護する役割があります。
その産毛が淹れたお茶に自然と入るため、まるでホコリのように見えるのですね!
高級なお茶の原料となる柔らかい新芽の裏にしか生えていないので、とても品質の高い新茶の証拠なのだとか。
植物を守っている「産毛」
実はお茶だけでなく、道端に生えている花や野菜の苗などの茎や葉も細かい毛で覆われています。
この細かい毛は「トライコーム」と呼ばれ、害虫を寄せ付けないようにしたり、強風時に水分が失われないようにしたり、強い光から守ったりする働きがあるといわれています。
ホコリではなかったことが分かってスッキリでした(^^♪
※「毛茸(もうじ)」が浮かんでいないからと言って「新茶ではない。上質ではない。」というわけではないそうですので、いろいろなお茶を美味しく飲んでみてください(^_-)-☆