ぱらママの想い
ぱらママの由来
スペイン語で「ぱら(para)」は「〜のために」という意味です。
para mamaは「ママのために」という意味です。
ママのために何ができるのか?
ママのためになることはどんなことなのか?
当事者であるママたちの声に耳を傾け、寄り添い、社会の変化や時代の流れと共に変わるママたちの課題を解決していきたい。
そして、子どもたちの笑顔があふれる未来のためにもママの笑顔を創造したい。
そんな想いを込めました。
ぱらママは、子どもたちの笑顔があふれる未来がくると信じています。
ママの笑顔は子どもや家族の笑顔の源です。
そんなママたちが笑顔になれるよう、「働く場創り」、自分磨きの「セミナー」、親子で楽しめる「イベント」、様々な「情報提供」などを行っています。
中でも自分らしく、前向きに働き続けられる社会風土創りを最重要課題として取り組んでいます。
企業様向けにも、「多様な働き方の企画・提案」、「女性活用セミナー」、ママによる「お仕事請負」などの事業を行っています。
社会復帰のために
一児の母である代表理事藤井弥生の経験を中心に、スタッフや会員様の経験がもとになっています。
社会復帰の壁「二大不安」
自分自身の中にある家庭と仕事の両立への不安
子どもが 3歳になった時、経済的理由で再就職活動を始めました。とはいえ、フルタイムで働いて、育児や家事もこなす自分の姿が容易に想像できました。体力的にも精神的にも疲れ果て、子どもや夫、両親にそのしわ寄せがいき、家族全員、私が働くせいで良くない方向に進むそんな姿です。よき理解者である夫も両親も私と同じ姿を想像したのです。「最終的にはあなたがしたいようにしたらいいよ」と反対はされませんでしたが、その不安は私の中から消えませんでした。
そこで、
(1)一日の時間か週の出勤日が少ない
(2)保育園休園である日・祝日休み
(3)残業なし
(4)保育園の送迎のため車通勤
という条件を念頭に情報を集めました。
キャリアとブランクの不安
十数年ぶりに履歴書を書きながら「再就職につながる資格や経験がない」ことを実感しました。
・職歴の内容が古い
・離職後のブランクが長い
・資格がない
・希望する条件が多い
そして面接のときにも。
「お子さんの体調が悪い時はどうしますか?」という質問が必ずありました。
そこで、「小さい子がいることは不利」ということを改めて思い知りました。
社会復帰に必要なこと
出会い
再就職難を実感している中、たまたま出会った育児情報誌のアルバイトがその一歩となりました。資格や経験がなくても「育児経験」が仕事に通じることを知りました。また、履歴書に書くほどでもない様々なアルバイトの経験が役立つ仕事に出会えたのです。
学生時代より経験した仕事→家庭教師、塾講師、公立小学校の特別非常勤講師、編集業務、一般事務(入力、伝票発行、経理補助、検品、品出し、ファイリング、電話応対、製図など)、各種飲食店(うどん、ビアホール、レストラン、おでん)結婚式給仕、写真撮影、試食販売、スーパーパック詰め、競艇場応募ハガキ整理、Jリーグスタッフ、ガンバ大阪グッズ制作、採点
情報収集
子育て中のママたちにたくさん出会いました。そして(財)21世紀職業財団では、行政側から、また企業側から、子育て中の女性の社会復帰における課題を目の当たりにしました。当事者である私たちから行動を起こさないと社会課題は解決しない実感し、「ぱらママ」を立ち上げることにしました。
社会起業家として
2010年、資格や経験もない分、「これしかない!」とママたちの課題をビジネス的に解決する社会起業家として起業しました。そして、一生の仕事として継続していくことを決意し、2012年8月に、4人のママ仲間で「NPO法人輝くママ支援ネットワークぱらママ」を創立しました。