3歳の子どもの世話と在宅ワークを両立させるには?
自宅で小さなお子さんの世話をしながら在宅ワークもやってみたい、やりたい。そう思うママたちが最近ふえてきています。
在宅ワークにもいろいろとありますが、おもなものは以下の通りです。
・コールセンター
・データ入力
・製品の仕上げなどの手作業
これらのなかで、3歳くらいの小さなお子さんをもつママが自宅でできることといえばパソコン1台でできるデータ入力が最適なのではないでしょうか。
在宅でできるデータ入力といえば、
・スキマ時間にできる
・子どものことをみながら仕事ができる
・自由な時間にできる
・家で仕事ができ
と、このようなイメージをもっているママが多いと思います。
3歳のお子さんを持つママが実際にデータ入力の仕事を始めたいと思ったときに、
大丈夫だろうか?
自分にもできるだろうか?
と、心配はつきませんよね。
ではここで、小さなお子さんの世話をしながら在宅ワークを始めた場合、どんな生活になるのか、かんがえてみましょう。
在宅ワークをイメージしてみましょう
3歳くらいのお子さんをもつママのイメージでは、お子さんがひとりで遊んでいる間とか、お昼寝の間になど、スキマ時間や空いた時間に仕事ができるのではと考えていることと思います。
さて、ほんとうにイメージ通りにスキマ時間や、自由な時間に仕事ができるのでしょうか?
まず、朝おきてから夜寝るまでのあなたの1日の生活を思いうかべてみてください。
朝起きて、家族の朝食、お弁当などの用事をすませ、家族をおくり出したあとは洗濯などの家事や、その間に小さなお子さんの世話もあるでしょう。
午前中に用事をすませて、お子さんと一緒に買い物などをしていると、気づいたらもうお昼と、午前中はあっという間にすぎてしまっていると思います。
午後は、小さなお子さんはお昼寝をすることがあっても、そのときはママもつかれてしまってお子さんと一緒に眠っていることも多いようです。
そして夕方になれば、夕飯やお風呂の準備、気がつけば夜もふけて…とあっという間に1日が過ぎているのが現実ではないでしょうか。
さて、このスケジュールのどこに在宅ワークをする時間があるのだろう?
そう思いますよね。
ここであらためてお伝えしますが、在宅で仕事をするということは、自分のふだんの生活に仕事をする時間をとりいれるということなのです。
1週間のうち1,2時間くらいならスキマ時間はできるかもしれません。
でも、それではいくらの収入にもならないですし、その時間でできる仕事を依頼してくれる会社は正直、ありません。
ましてや小さなお子さんがいれば、なんとかできた空き時間も思うようにいかないことが多いと思います。
在宅ワークのための一番大切なポイントとは
では、実際に小さなお子さんを持ちながら在宅ワークをこなしているママはどのような方法で仕事をしているのでしょうか。
それは、ズバリ。
ママたちはスキマ時間を自分でつくっているのです。
これは在宅ワークをするうえで一番たいせつなことです。
もういちどくりかえしますが
スキマ時間は、できるものではなく自分でつくる時間なのです。
1日に、仕事をするための時間をどれだけ自分がつくることができるのか?
そこからかんがえる必要があるのです。
そうするためにはどのようなスケジュールをたてればいいのでしょうか。
それは、あまった時間で仕事をするのではなく、「仕事をする時間」をなるべく優先的に考える必要があるのです。
イメージとちがう、と思うママもいるかもしれません。ですが、これが実際に在宅ワークをこなす、たったひとつのコツなのです。
在宅ワークを成功させるために
小さなお子さんがいれば突発的なことがいろいろとおこるでしょう。決めた時間にできないことや、思うようにとりかかれないこともあるでしょう。
その場合はアウト、もうできない、というわけではありません。
ここが在宅ワークのメリットなのですが、おおくの場合、仕事には締め切りがあります。
それまでにおさめられるよう、スケジュールをたてなおせばよいのです。
とあるママは、昼間にはなにもしないと決めて、子どもさんや家族が寝たあとで仕事をするというスケジュールをたてていました。
またあるママは、午前中は小さなお子さんとでかけて、午後からのお昼寝の時間に仕事をするようにしていました。
子どもさんがどうしてもお昼寝をしないときはほかの日に調整をしたり、場合によっては実家や家族にたのんで仕事の時間をつくったり、と工夫をしているそうです。
いかがでしょうか。
もし、あなたが小さなお子さんをもちながら在宅の仕事について、冒頭にもある「スキマ時間」「空いた時間」にできるというイメージをもっていたなら、この機会にあらためて、自分の1日のスケジュールを考えてみましょう。
そして、自分がいまの生活で在宅の仕事をするとしたら、どこにその時間をつくることができるのか、もういちどシュミレーションをしてみましょう。
自分にとっての在宅ワークの必要性を考える
いそがしい毎日、家事や子育てにおわれながらも在宅での仕事を考えているあなたの思いはすばらしいと思います。
でも、だからこそあらためて、仕事をうけるということはどういうことなのか?
どのくらい時間をつくれば仕事としてなりたつのか?
いまの自分の生活に在宅の仕事の時間をつくることができるのか?
このことにもういちど、立ちかえってみてはいかがでしょうか。
その結果、それほど収入をえられそうにないと気づくかもしれませんし、逆に、なんとか時間がつくれそうだからぜひがんばりたいと思えるかもしれません。
自分の時間はつくるものです。
その意識があって、はじめて家で仕事をするという選択ができるのです。
なんとなく、家で仕事ができるといいなとかんがえていたママにとってはちょっときびしめの意見だったかもしれません。
ですが、この機会に小さなお子さんの世話をしながら家で仕事をすることをあらためて考えていただきたいと思います。
そのうえで、この記事が、小さなお子さんをもつママの在宅ワークの成功につながれば幸いです。