【レポート】岡山のシャインマスカットとピオーネの木の剪定
子育て中でも負担が少ない短時間、短期間での就農体験レポート。
ママは労働力を提供するかわりに、報酬として農作物や加工品を受け取ります。だから「物々交換」なのです!(報酬は金銭ではありませんのでご注意ください)「農業に興味があるけど、どうやって始めればいいの?」「農業中心の生活にはできないけど、少しの時間だけでもやってみたい」
というママにピッタリ。
おかやま農業女子コラボ企画「物々交換キャンペーン」
https://paramama.jp/noujo/
岡山のママの農業体験
この事業でお世話になっている総社市「山雅ファブリカン」のメインの生産物はブドウ。
シャインマスカットとピオーネです。
農閑期には白ねぎを作っているのですが、そろそろ夏に収穫するブドウに向けて準備が進んでいます。
ブドウの木の剪定
ブドウの木ってすごいんです!
一見、枯れている?ように見える枝?幹?が実は芽が出始めたらどんどん伸びます。
「どんどん」伸ばすために、剪定作業をします。
「山雅ファブリカン」では、「基底芽」(きていが)、「1芽」「2芽」この言葉がまずわからず、実物を見ながら説明をしていただきました。1年目の木と2年目以降の木では、切る場所が違うのです。
この剪定作業は、今後の成長、つまりブドウの出来を大きく作用します。
初心者のお手伝いなのに、そんな大切な工程をさせていただいて、うれしかったです。
ブドウの木の植え替え
十数年がんばってそろそろ引退する木 1年目でまだ実はつきません!
何年も実をつけ続け活躍したいわゆる「老木」を植え替えるのですが、実がなるまでに数年かかります。つまり、始めの1年は実をつけません。
大切に大切に、枝と枝をつなげるように、導きます。
生産者によってブドウの木の高さを変える??
剪定作業用の下駄 背丈を追加!
それぞれの生産者の背の高さに合わせて木の高さを調節するそうです。
「山雅ファブリカン」では、ご主人の背に合わせているので、小柄な女性は手が届きません。
そこで、活躍するのが「下駄」。
アルミ製で、背丈をかさ増しします(笑)
岡山特産のシャインマスカットとピオーネ
特産なのに、スーパーやお土産屋さんに並ぶモノしか見たことがなく、
そもそもブドウの木がどのようなものなのか、全然知りませんでした。
とても勉強になりました。
ブドウのマニュアル作りをお手伝い!
「物々交換キャンペーン」で重要なのが、作業マニュアル。
農作業はいわゆる職人技的なことが多いそうですが、それをあえて、見える化することで、
キャンペーン参加者にも、日頃お仕事をされている方々にも同じ方法を共有できる良さがあります。
また、現状の作業の見直しにもなります。
誰かが当たり前にやっていることが誰かの当たり前じゃない!という認識のズレを解消するためにも大切です。
マニュアルって、奥が深いんです。その重要性を分かち合えてよかったです!
作業の報酬は・・・白ねぎ
岡山特産のシャインマスカットとピオーネは夏までお目にかかれません”(-“”-)”
ご実家でブドウを作られていて、いずれは自分の手で作りたいと、勉強も兼ねて参加されました。
剪定ばさみに苦戦していましたが、なんとか時間内に1列終えられて「楽しかった!」と。
これから忙しくなるので、また機会があればお手伝いに参加していただければと思います。