ママが自由に働くってどういうこと?
実体験から見えてきたこと。
「在宅ワーク」「子連れ出勤」という子どもが側にいる働き方を、過去2回のコラムでご紹介してきました。現在、ITの発達や政府の後押しなどの社会情勢によりママの働き方の選択肢は増えています。では、ママが自由な働き方をするために必要なこととは、どんなことでしょうか。在宅ワークで働くママであるライターいなみんや、他のぱらママスタッフの実体験から3つのポイントでまとめてみました。
1.知る
職業について
出産により離職し子育てに没頭していると、世界が狭くなり孤独になりがちです。そして、社会とのつながりがほしいと考えるママはとても多いですね。そんな中で働くことを考え始めたとき、自分の理想の働き方はどんなものなのか、自分に合った働き方はどんなものなのか、まず知らなければ選ぶことはできません。
在宅ワークや子連れ出勤という働き方もあるのだということは既にご存知だと思います。知れば知るほど選択肢は増えていきますね。
自分について
働き方の他に、もう一つ知らなければならないことがあります。それは「自分」のことです。「自分の価値」と言ってもいいかもしれません。ぱらママミーティングの取材記事で書いたように、ぱらママではパソコンスキルや英語スキルを活用して在宅ワークをしているママがいます。出産前にしていたことはもちろん、これまでの人生の中できっと誰もが何かのスキルを身につけてきています。自分の中では当たり前だと思っていることが、思った以上に人に喜ばれるスキルであることもたくさんあるのです。ぱらママメイツの中でも、「やってみたら性格的にも能力的にもすごく向いている仕事だった」と言う人もいます。それをぜひ活かしていきましょう。
2.選ぶ
様々な働き方があるからこそ
さて、いろいろな選択肢が見えてきたら、その中からどうするかを選んでいかなければなりません。常勤で働くのか、パートタイムにするのか、在宅ワークや子連れ出勤をするのか。もしかすると、(今はまだ)働かないという選択肢が出てくるかもしれません。それでもいいのです。何を選ぶのかは自由なのです。重要なのは「自分で選んだ」ということです。
自由な働き方をするというのは、なんだかとてもキラキラして楽しそうなもののように見えるかもしれません。でも、実は自由というのは大変なことです。全て自分で選べるというのは、全て自分で選ばなければいけないということです。
在宅ワークは選択肢の一つ
例えば筆者がしている在宅ワーク。一日24時間のうち、何時に仕事を始めて何時に終わってもいいのです。自由です。でも、24時間育児もしなければなりません。夜、子どもが寝ている間にしようとしても、夜泣き対応をしていたらあっという間に仕事ができないまま1時間経っていることもあります。逆に朝早く起きてやろうとしても、そんな日に限って子どもたちが揃って5時に起きてきたりすることもあります。ママの時間管理は簡単ではありません。それでも、仕事の納期は守らなければならないのです。
自分で選ぶ
時には、決まった時間に決まった場所(会社)へ行き、仕事をする方がいいのかもしれないと思うこともあります。それでも在宅ワークを続けているのは、在宅ワークにしかない魅力があるからです。自分がその魅力を選んだのだから、自分が責任をもってやるしかないと覚悟しています。自由と責任は表裏一体です。その覚悟を持つためにも、「誰かに言われたから」や「誰かがやっているから」ではなく、自分自身がどうしたいか考えて「自分で選ぶ」ということが大切です。
3.バランス
ママが働くということは、男性や子どものいない人が働くのとは、やはり少し違います。仕事・家事・育児のバランスを取っていかなければなりません。もちろん、家事や育児は家族で分担していくのが理想ですが、まだまだママにかかってくるウェイトは大きいです。
でも、家事や育児の中心を担うママだからこそ、自由な働き方でバランスをとっていく醍醐味もあります。仕事ばかりで子どものことをずっと放っていても、そのことが気になって充実感を感じることはできませんよね。簡単ではないけれど、仕事・家事・育児のバランスをうまくとることができたとき、きっとママは輝きます。
まとめ
自分自身を知り、自分で選び、仕事・家事・育児のバランスを取っていくことでママの自由な働き方は実現します。ママが輝けば家族もうれしい。笑顔の子どもたちがあふれる未来がそこにあります。