ビジネスプランのコンテスト!?

ビジネスプランについてプレゼンをし、
その内容のコンテスト「ビジネスプランコンテスト」(略してビジコン)

コンテスト、つまり「競争」です。

誰が一番になるか!
プレゼンに対して、
加点方式または減点方式で審査をします。

それぞれのコンテストによって、
審査基準は異なります。

よくある基準は、
・新規性
・地域性(地域の巻き込み、地域貢献など)
・実用性
・継続性
などなど。

だいたい、どのコンテストでも基準として設けられているのが、
「実現性」(実効性、事業性など)
です。
「ビジネスとして成り立つのか?」
という視点です。

うーん、なんだか違和感なんです。
そもそも、基準が設けられていることに。

特に、「実現性」

プラン(計画)を作りました。
全て網羅しているけど、
リソースが足りないだけ。
人、モノ、金があればビジネスとして実現可能。

もし、実現性があるなら、
もうやってるでしょう!
実行していたら、「プランのコンテスト」にはならない。

先日、地元岡山の金融機関や
中小企業をスポンサーとして年1回開催されるビジコンに参加しました。

そのコンテストは、
まだ「プラン」のフェーズの部門「ビジネスプラン」、
すでに実現している部門「ビジネス」に分かれているんです。

「プラン」のほうは、
構想フェーズでいいはず。
でも、「実現性」を追求すると、
少しでも動いていて、
検証した、検証している、というエビデンスと言うか、
説明できる何かや
リソースがそろっていれば加点になる気がしました。

プロポーザルの案件や
助成金補助金など
募集要項に書かれていることを踏まえた企画でないと
採用されないわけですが、
「プラン」は自由であっていいと思うのです。

新規性があって、地域の人々を活性化させ、
実現性があるとしたら、
コンテストに出てる場合じゃない。
すぐやったほうがいい。

世にないビジネスモデルをプレゼンしたとしても、
たぶん、イメージができず、
「実現性」で加点されないでしょう。

また、「新規性」はどのくらいの新しさが該当するのか?
すでに同じような商品がある時点で、新規性がないのか?
似た商品があっても、
成熟していない市場であれば、それは新規性があるのか?
世の中にないものを作り出す必要があるのか?
既存の商品でも、
付加価値を新規性があるとみなすのか?

審査員の持つ情報量によって、
新規性の判断が異なるのではないかなあ。
と思います。

高校生や大学生のほうが、
発想力が豊かで、
地域に密着したプランが作れそうな気がします。
おそらく弱いのは実現性。
リソースがないはずだから、地域の企業は、
学生たちと協働して新ビジネスを生み出していけばいいと思います!

ビジネスプランコンテストに出場してみて結果を待っている時の心境でした。