【レポート】8/6『いっしょに学ぶ、生理のこと~知ることから始まる大切な一歩~』
『いっしょに学ぶ、生理のこと~知ることから始まる大切な一歩~』セミナーレポート
日時:2025年8月6日(水)
講師
第1部 劎持 教恵 さん(保健師・助産師・看護師)
第2部 頼定 弥生(健康経営エキスパートアドバイザー、フェムテックアンバサダー)
8月6日(水)、岡山市市民協働事業として「いっしょに学ぶ、生理のこと~知ることから始まる大切な一歩~」を開催しました。
女性の体と生理について正しく学び、親子で前向きに話し合うきっかけをつくる講座として、多くの方にご参加いただきました。

生理痛はないのが正常!
前半の講義では、「月経」という言葉の由来から始まり、生理の仕組みや女性ホルモンの働きについて学びました。
働く女性の約66%が生理痛を感じ、その半数が医療機関を受診していないという現状を紹介した上で、
「生理痛はないのが正常!」という驚くべき事実を教えていただきました。
ホルモンバランスを整えるための生活習慣として、栄養・運動・睡眠がとても大切であり、
「タンパク質を意識して摂る」
「朝は日光を浴びる」
「12時までには就寝する」
など、すぐに実践できる工夫に参加者は熱心に耳を傾けていました。
さらに、基礎体温を測ることで自分の体のリズムを知る重要性や、ダイエットに適した卵胞期の活用法など、
日常に役立つヒントが盛りだくさんでした。

ワークショップ:参加者の悩みに応えたアドバイス
後半のグループワークでは、「生理」についての体験や不安、家庭や学校での関わり方などを自由に語り合いました。
「学校では詳しく教わる機会がなかった」
「子どもにどう伝えればよいか悩んでいた」
といった声が多く、
親子での話し方のポイントとして
「目線を合わせ、対等に話すこと」
「リラックスして聞く姿勢を大切にすること」なども紹介され、温かい雰囲気に包まれた時間となりました。
今回の講座には、一般の保護者に加えて学校現場で子どもたちの健康を支える養護教諭の方々も多く参加。
現場での健康教育や生理への理解促進に生かせる学びとして、実践的な視点からの意見交換も活発に行われました。

参加者の声
・生理について、改めて話を聞くという機会は少ないので、勉強になった。
・基本的なことの再確認にもなったし、知らなかったことも知ることができた。
本当は子どもたち自身に聞いてほしい。
・知らないことをたくさん知れて面白かった。学校では教えてくれないことを知ることができた。
・大人になっても教えていただく機会がないことなので、いろいろと勉強になった。
・学校では月経について詳しく教えてくれる機会がなかったので、周りの困っている人に情報を共有していきたい。・学校で学べないことを学んで、大人になったら生理が来るんだなと思った。
ホルモンは大切だということを知った。
参加者一人ひとりがセルフケアを実践し、より健康で充実した人生を送るための第一歩を踏み出した講座となりました。
まとめ
今生理は「恥ずかしいこと」や「面倒なこと」ではなく、自然な体の働き。
今回の講座を通して、自分の体を大切にし、親子でオープンに話せる関係づくりの大切さを再確認する機会となりました。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
今回参加できなかった方はぜひ次回の講座や関連イベントへの参加を検討してみてください!
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